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放課後等デイサービス🌼カモミール おもいやり

カモミールでは、ほぼ毎日のように公園に出かけます。

 

子どもたち自ら遊びを考え、ルールを決め、意識合わせを行い始まることが多く、そこに毎回様々な「出来事」が追加されます。

 

今回は、その「出来事」の一部をご紹介します。

 

その日は遊びが鬼ごっこに決まりスタート。

鬼役は1年生のA君。

小さい体で必死に追いかけます。

誰も捕まえられずに時間だけが過ぎていきます。

追いかけても追いかけても捕まえられないA君は疲れてしゃがみ込みました。

 

そこへ、ゆっくりと近づくB君。

そっぽを向きながら、A君に手を差し出し一言「鬼を変わってあげるよ」と。

この行動には本当に驚きました。

実は、このB君、鬼になることが大嫌いで、時には鬼になった途端に抜けてしまったり、泣いてしまうこともあり、いつも必死で逃げていました。

 

あれほど鬼を嫌がっていたB君が、なぜ変わってあげると言ったのか、とても気になっていました。

ごっこが終わった帰り道で、CちゃんがB君に問います。

「なんで鬼が途中で変わったの?」

B君が答えます。

「A君は1年生で小さいし、ずっと鬼だと嫌になるかなって」と。

この言葉を聞いて、とても感動しました。

 

誰かをおもいやり、行動する。

それが自分の嫌なことでも、嫌なことよりも相手を思いやれる。

そんな素晴らしい考えと行動が出来るB君に、子どもたちみんなで、たくさんのありがとうを言うと、少し照れた笑顔を見せてくれました!