先日、虐待防止研修をしました。
虐待とは?から、受け止めるとは?怒りとは?叱ると褒めるとは?などを学びました。
子どもたちと接していく中で、心にとめておくべきことがたくさんある中、
ハーゲンダッツCMのステキな言葉がありました。
『ときめくために生まれてきた』
『幸せだけで出来ている』
子どもってこんな存在かなぁ♡と思います。
そんなカモミールの子どもたちと過ごせる日々に感謝です。
カモミールではお出かけの前に、「タイムスケジュール」と「おやくそく」を確認します。普段、職員が前に立って確認するのですが、この日は「ぼくがやる~」とAくんが言ったので、やってもらうことにしました。
お友達と職員の視線を感じながら、Aくんはホワイトボードに書かれたタイムスケジュールを、みんなに向かって話していきます。はじめは緊張してか、小さい声でしたが、徐々にみんなに聞きやすい声の大きさに変わっていきました。
お友達も、自分たちに向かって話しているAくんを見つめます。
そして、紙に書かれた「おやくそく」を話すタイミングになった時、Aくんはその紙を自分の体の横に持ち、みんなに見えるようにして、話し始めました。
伝えたい相手を意識しているからこそできるこの話し方に、感動しました!
「ぼくが言う」と言って始めたAくんですが、「お友達にわかってもらえるように話すんだ」という気持ちを確実に持っていたんだなと思い、うれしくなりました!「相手に伝えよう!」とする気持ちって、すてきですね。そして、Aくんのお話を、最後まで静かに聞くことができたお友達のみんなも、すてきでした!
こんにちはカモミール🌼です。
先日、児童館へ行った時のひとコマ。
A君、B君の2人は、壁に貼られた玩具一覧を何度も見ながら
「あれ面白そうじゃない?」
「これ面白かったよ」
と相談をしながら自分たちが遊ぶ玩具を決めていました。2人で何度もやり取りをし、玩具を決定。児童館職員さんの所へ行き、手続き(玩具名の伝達と名前、時間記入)を済ませます。
楽しそうに玩具を組み立てゲームスタート。
それを見ていたC君が近寄ってきました。
最初は2人のプレイを見ていたのですが、自分もやりたくなったのか、
「次、やらせて!」
と2人に申し出ます。それに対する2人の返答は、
「始めたばかりだからまだダメ」
でした。その返答を不満に感じたのか、C君がプレイ中の玩具に手を出したり、使っている玉を隠したりし始めました。その行動をされた2人は、
「やめてよ。邪魔しないで」
と伝えますが、C君の行動はエスカレートするばかり。するとB君が落ち着いた話し方でC君に声掛けをし始めました。
「C君もやりたいよね。今やってる1回が終わったら、交代するね。その後からは、3人で順番にやろう。それでもいい?」
すごく穏やかに、1年生のC君にもわかりやすい説明でした。
「じゃ待ってるね」
C君もB君の説明に納得できたようで、そこからは邪魔をすることなく待つことが出来、約束通り交代をしながら、仲良く遊ぶことが出来ました。
相手に寄り添い、気持ちを汲み取って優しい声がけをする。簡単なようでとても難しい事です。
日常的に支援をしているスタッフですら声がけの仕方を間違える事も少なくありません。
B君から教わった「声掛け、心構え」を今後の支援に活かしていきたいと思います。
みんなでまかいの牧場に出掛けてきました。
「わぁ~~~~!!!」と言いながら、一気に駆け出す子どもたち。
たくさんいる動物の中で、ヒツジが気に入ったAちゃん。
「触っていいのかなぁ、大丈夫かなぁ・・・」と言いながら、
恐る恐るヒツジに触れます。
「あったか~い♡」「ふわふわしてる~♡」「ヒツジさん、もこもこセーター着てるみたい♡」とにっこり。
スタッフも一緒に頬を近づけてみました。(ホッカホカであたたかく、まさに湯たんぽ!)
Aちゃんは、その後も、何度も何度もやさしく撫でていました。
動物とふれあうことで、やさしい気持ちになれた土曜日の午後でした。
1月のお出かけは、朝霧野外活動センターへスケート体験をしてきました。
年末からずっと楽しみにしていた子ども達。
センターのスタッフの方のお話にも真剣に耳・目を傾けます。
スケート靴の履き方・滑り方のコツ・スケートリンクのルールなど
初めてのことばかり。
さぁスケート靴を履いてみよう!
「足が入らない~」
「ヒモが結べないから結んで~」
「うまく立てないよ」
スケート靴を履くも立つのも一苦労😅
しかし、慣れるのも早いこと!!
すぐにリンク外では歩けるようになり、いざスケートリンクへ✨
最初はかべをつたって歩く練習をします。
5周、6周と回り、だんだん慣れてきた初めてスケートをするAちゃん、今度は三角コーンを借りて両手で持ち、スケートリンクの中央へ。
センターの方のアドバイスも聞きつつ、最後の15分は両手も放し、1人で滑ることができました😭
初めてのスケート、たくさんたくさん転びました。
でも最後まで諦めずに1人で滑れた笑顔は、今日の1番でした😊
2024年が始まりました。本年もどうぞよろしくお願いします。
1月初日は、富士宮浅間大社へ初詣。この日のプログラムは、路線バスに乗ること、露店で買い物をすることでした。
「買い物をする」という簡単な一言ですが、子ども達にとっては挑戦の連続です。
まず、何を買うか決めるためにお店を見回る。
次に、手持ちのお金で買えるものの中から何にするかを決める。
そして、お店のひとに注文する。
それから、お金を支払いおつりをもらう。
最後に、商品をもらう…実は、こんなにたくさんのプロセスがあるんですね。
Aちゃんは、お店を見回った後、何を買うかを即決しました。そして、お店に行くと元気な声で「コンソメのポテト、ひとつください!」と言いました。
声の大きさと潔いよい姿に「おお~、これはこれまでに露店で買い物をしたことがありそうだな~」と思いました。
お金を渡し、お釣りも財布に確実に入れました。最後にポテトを受け取ると「ありがとう」と、にっこり笑顔でお店の人に言いました。
お迎えの時に保護者さんに買い物の様子を伝えると、以前のお祭りでポテトを食べたことがあること、お店で自分で注文して買ったことがあることを教えてもらいました。
やはり「経験したこと」は、子どもの自信になるんだなと改めて思いました。
そして、今日初めて買い物した子にとっては「今日の経験」が次への自信につながることを確信しました。
これからも、カモミールで様々な経験を積み重ねていきたいです。