年が明けて、カモミールのフリー黒板に、職員が「あけましておめでとうございます」と書いておきました。
それに気づいたAくん。
まずは、省略して「あけおめ」と書きました。
続けて、手際よく、おそなえもちを描きました。
さらに、隣に黄色いもの…
なにかな?ときくと「おまもりだよ」との返事。
すぐに「おまもり」と字を書き加えました。
初詣に行って、おまもりを買ったのかな、なんて思っていると…
少し離れたところに、「冬」と漢字を書き加えました。
Aくんは、「あけましておめでとう」の字から、「おそなえもち」や「おまもり」をイメージし、その絵を描く。
絵を描いているうちに、さらにイメージが広がって「冬」とひらめき、文字を書く。
漢字で書いたAくんに、あっぱれ。
覚えた漢字を書いてくれたこともうれしかったけれど、それ以上に、数秒間の中で、頭の中でぐんぐんイメージが膨らんでいったんだなあと思うと、それができる豊かな心ももっているんだなあと思って、さらにうれしくなりました。
Aくん、今年も、いっしょに漢字を練習しようね!