この日は、午後に丸火自然公園に遊びに行きました。みんなでアスレチックコースを回った後、好きな遊びをしました。
6〜7人の子がアリジゴクのまわりに位置どり、ボールを内側に投げてバウンドさせ、対面の友達まで届かせるという遊びを始めました。
ボールは斜面に当たると手前に跳ね返るため、最初はなかなか対面まで届かず、アリジゴクの中にボールが落ちます。
そして、アリジゴクの底にあった小さな水たまりにボールが『ピチャッ』。ボールがどろで汚れました。
ボールの汚れを気にしない子もいますが、さわりたくないという子もいます。
草でふいてみましたがどろは取れず、職員がもっていたティッシュを出して、拭き取りました。
そして、再び『ピチャッ』…「ティッシュかしてー」と子供が職員に言い、拭き取りました。
しばらくすると、ある子が枝を持ってきて、水たまりに置きました。次々に枝や石を置いて、最後には水たまりにボールが落ちないようになりました!
それから、徐々に、ボールの跳ね返りや力加減を考えて投げるようになり、ボールも対面に届くようになりました。
届いた時は「おー」「やったー」と歓声が上がります。
「どうしたら、うまくいくか」
「どうしたら、起きてほしくないことが起こらなくなるか」
子供たちが自分で考えて、それを実際にやってみる。
そして、やったことがうまくいく。
これぞ「工夫」!
『工夫できた!』を、みんなで体験できた日になりました。